虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察
第7回 仮想現実とフィクション 『ソードアート・オンライン』『電脳コイル』『ロボティクス・ノーツ』(2)
虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察
8月 24. 2016
『電脳コイル』では、現実空間の一部に仮想のデータがプラスされるような拡張現実ではなく、現実空間とそっくり同じ仮想空間が現実と重ね合されています。虚と実という二重の層が、ぴったり重なることで一体化しているのです。そして、重なっているはずのものにズレが生じることで起こるエラーが、この物語に魅惑や深さを与えています。