虚構世界はなぜ必要か?SFアニメ「超」考察
第9回 日常としての異世界・中二病 『AURA 魔竜院光牙最後の闘い』と『中二病でも恋がしたい!』(1)
虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察
10月 05. 2016
今回は、SFや科学、技術から少し離れて、フィクションのなかでフィクションが特殊な役割を演じている作品について考えたいと思います。アニメのなかで扱われる「中二病」についてです。中二病の物語は、フィクションの価値が低下する環境において、その貧しさのなかで必死に機能しようとするフィクションの姿を伝えているように思います。