連載・読み物 コヨーテ歩き撮り

コヨーテ歩き撮り#40

8月 28日, 2017 管啓次郎

 
小豆島で出会った樹齢1000年のオリーヴの樹。スペイン・アンダルシア地方から移植されたものだが、この樹が育ちはじめたころのアル・アンダルースはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教が共存する混淆の土地だった。この樹はいったいどれだけの言語を聴きとってきたんだろう。

管啓次郎

About The Author

すが・けいじろう  詩人。明治大学理工学部教授。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、詩集「Agend’Ars」4部作(左右社)など多数。2013、14年、文芸誌「すばる」(集英社)で旅先の写真と文章からなる「旅ときりぎりす」を連載。