管啓次郎

管啓次郎

すが・けいじろう  詩人。明治大学理工学部教授(批評理論)、大学院プログラム「場所、芸術、意識」担当。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)ほか。詩集に「Agend’Ars」4部作および『数と夕方』『狂狗集』(いずれも左右社)、『犬探し/ 犬のパピルス』(Tombac) 、Transit Blues (University of Canberra) など。これまでに10数カ国の詩祭や大学で招待朗読を行なってきた。2013 ~ 14年、文芸誌「すばる」(集英社)に旅先の写真と文章からなる「旅ときりぎりす」を連載。

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コヨーテ歩き撮り#90

連載・読み物 9月 24日. 2019

春のミモザの黄色、南半球。生命の色は、と訊かれると黄色と答えたくなるのはなぜだろう。蜜蜂の意見を訊いてみたいです。

Maddening yellow of mimosa flowers in spring, the southern hemisphere. When asked the question: “What is the color of life?” What makes you want to answer “yellow”? I need an opinion from the honey bee.

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コヨーテ歩き撮り#89

連載・読み物 9月 09日. 2019

以前立ち寄ったキャンベラ(オーストラリア)のホテル。泊まりはしなかったけど。この建物、いま見直すと結構かっこいいね。

A hotel in Canberra, Australia. I didn’t stay here, though. Now, after two years and taking a second look at the picture, this building is definitely cool.

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コヨーテ歩き撮り#88

連載・読み物 8月 19日. 2019

イスタンブルで結婚記念アルバム撮影中のアジア人カップル。スーパー・リッチな中国人なのかなあ。4世紀に建てられたテオドシウスのオベリスクを前にして、かれらは何を思うのか、どんな幸福を願うのか。

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コヨーテ歩き撮り#87

連載・読み物 8月 05日. 2019

17世紀のオランダにチューリップ・バブルをもたらしたのはオスマン帝国のチューリップ。この春、トプカプ宮殿のチューリップ畑を見て、文字通り、頭がくらくらしました。

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コヨーテ歩き撮り#86

連載・読み物 7月 22日. 2019

イスタンブルの特徴、路上犬多し。アナトリア地方の牧羊犬が、こうして雑踏を行く野良になっています。大きくて、おとなしくて、美しい。なついてくるので連れて帰りたいと思うけれど、それはむり。この子がこれからどうやって生きてくのかと思うと、胸が潰れます。

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