けいそうビブリオフィル – 勁草書房編集部ウェブサイト2025-01-23T15:02:13+09:00

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憲法学の散歩道
第43回 内的か外的か、そしてそれは問題なのか

 憲法学、もう少し広くとって法律学の世界では、内的か外的かが、いろいろな局面で問われる。H.L.A.ハートは、規範一般について、内的視点と外的視点とを区別した。  規範に則した行動には、内的側面と外的側面とがある。  毎週末に、新宿のデパートに出かける習慣のある人がいるとしよう。……

By |2025/2/4|
掌の美術論 第22回
働く手(前編)――仕事中を演じる

あ、この人こんなふうに笑うんだ、と、ミニマリズムの彫刻家ロバート・モリス(第11回・第12回記事参照)についての1995年の解説映像『ロバート・モリス 心/身問題』に登場する、美術批評家ロザリンド・クラウスを見て思った。クラウスはこの映像の中で始終かしこまって教壇から解説するのだが、威圧的な教授たらんと装う最中、映像を投影するスクリーンとして使用していた、教壇に貼り付けられたボール紙が剥がれ落ちて、ふふっと笑ってしまう。……

By |2025/1/29|
掌の美術論 第21回
顔に触れる――彼女たちの仮面を介して(後編)

これまで、何人かの作者たちの芸術実践に触れながら私が述べたかったことは、仮面を選択する行為が、一方では作り手や書き手に自由と解放の可能性を与え、他方では自己喪失の危険をもたらしてきたということだ。これから展開する議論はそれとは別種の問い、すなわちどのような選択が真の自由と言えるのか、という問いと部分的に関わる。……

By |2024/12/6|
憲法学の散歩道
第43回 内的か外的か、そしてそれは問題なのか

By |2025/2/4|

 憲法学、もう少し広くとって法律学の世界では、内的か外的かが、いろいろな局面で問われる。H.L.A.ハートは、規範一般について、内的視点と外的視点とを区別した。  規範に則した行動には、内的側面と外的側面とがある。  毎週末に、新宿のデパートに出かける習慣のある人がいるとしよう。……

掌の美術論 第22回
働く手(前編)――仕事中を演じる

By |2025/1/29|

あ、この人こんなふうに笑うんだ、と、ミニマリズムの彫刻家ロバート・モリス(第11回・第12回記事参照)についての1995年の解説映像『ロバート・モリス 心/身問題』に登場する、美術批評家ロザリンド・クラウスを見て思った。クラウスはこの映像の中で始終かしこまって教壇から解説するのだが、威圧的な教授たらんと装う最中、映像を投影するスクリーンとして使用していた、教壇に貼り付けられたボール紙が剥がれ落ちて、ふふっと笑ってしまう。……

コヨーテ歩き撮り by 管啓次郎
Published On: 2025/2/17
Published On: 2025/2/3
Published On: 2025/1/20
Published On: 2025/1/6
Published On: 2024/12/23
Published On: 2024/12/9
Published On: 2024/11/25
Published On: 2024/11/11
Published On: 2024/10/21
Published On: 2024/10/7

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