見えないケア責任を語る言葉を紡ぐために

Book Review
『ケアする私の「しんどい」は、どこからくるのか』

 ケアの場面で「やっぱりお母さんが一番だよね」という言葉が発せられることがある。この言葉自体はすぐにジェンダー化されたケア責任を意味するわけではないが、「ケアされる人が何を必要としているか」を探るのは女性たち(母親/娘/妻)であり、それを一番理解しているのもやはり女性たちである、ということが含意される表現として捉えられるだろう。……

「名もなき家事」の、その先へ――“気づき・思案し・調整する”労働のジェンダー不均衡
vol.01 見えないケア責任を語る言葉を紡ぐために/平山亮

SNS上で現在注目を集めているsentient activityの全容を、介護や放射能汚染と母親の責務など、家事にとどまらぬ各種事例のケーススタディを通じて明らかにし、日常生活に織り込まれた見えないジェンダー不均衡を可視化すべく、平山亮氏と山根純佳氏が6つの同じテーマを月替わりで交互に書き下ろしていきます。これまで語りようにも言葉がなかったところへ切り込む、いま、この二人だからこその連載をどうぞお楽しみください。[編集部]

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