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憲法学の散歩道
第13回 消極的共有と私的所有の間

連載・読み物 10月 27. 2020

 アリストテレスの『政治学』は、その第2巻で、プラトンが『国家篇』で展開した理想の国家像を批判している。アリストテレスによれば、プラトンが描いているのは、全市民が子どもも妻も資産もすべてを共有する体制である。
 実際に、プラトンが『国家篇』第5巻で描いているのは、「守護者」と呼ばれる国家の支配者層に限っての話であり、しかも、それは普通、「共有」という概念から想定されるような体制ではない。支配者層のメンバーにとっては、どんな物も「自分の物」ではない。どの女性が「自分の妻」ということもなく、どの子どもが「自分の子ども」ということもない。すべてが共有されているというよりは、誰も何も所有していない状態である。……

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コヨーテ歩き撮り#116

連載・読み物 10月 19. 2020

この窓に出会った。強い印象を受けた。ずっと忘れていた。いまもどこだったか思い出せない。

Once I encountered this window. I was impressed by its luminosity. But I have long forgotten about it. Even now, I can’t recall where it was…

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