Blog Archives

掌の美術論
第15回 キュビスムの楽器の奏でかた、キュビスムの葡萄の味わいかた

連載・読み物 4月 25. 2024

この春ヴェルサイユ宮殿で、19世紀に活躍したフランス人画家オラース・ヴェルネの展覧会が開催されていた。ヴェルネは、オリエンタリズムや歴史画を手がけたアカデミズムの画家として語られることの多い画家だ。しかしこの展覧会は、意外にもロマン主義と古典主義をつなぐような革新的潜在性を秘めた画家であったことを示す点で、実に発見の多い企画だった。

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コヨーテ歩き撮り#200

連載・読み物 4月 22. 2024

シアトルは雨の多い土地。夕方にはよく虹が見える。くっきりしたダブルレインボウを見ると、いいことがありそう。

Seattle is a rainy city. Often you see the rainbow when the sun is lower. Seeing a clear double rainbow like this one might bring you luck. I wish!

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コヨーテ歩き撮り#199

連載・読み物 4月 08. 2024

土地にはもともとの植生がある。開発によって失われてしまう。それがわからなくなったときのために原生種の種をタイムカプセルに入れて埋めておくというプロジェクト。いつ開けるのかな。この花の学名は「リンネ」の名前と「極地の」という形容詞から来ているのだろうけれど、どんな花だったか忘れた。

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憲法学の散歩道
第38回 ソクラテスの問答法について

連載・読み物 4月 01. 2024

 筆者はいわゆるロースクールに所属している。法曹養成を任務とするロースクールでは、ソクラティック・メソッドと呼ばれる問答を通じた教育が推奨されている。アメリカのロースクールでは、そうした教育方法がとられているらしいので、それを輸入しようということのようである。……

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