夢で雪景色を見ました。それはたしかに経験したことのある、冬の青空。4年前の写真を見直すと、2月の南相馬でした。古木洋平監督の短篇ドキュメンタリー『水の記憶、土の記憶』を撮影した冬でした。
 
I swear I saw this in my dream. This blue winter sky that I have really experienced. I went through the files of my old pictures and there it is! This photograph is from February 2016, taken in Minami Soma, Fukushima. It was the winter the filmmaker Yohei Cogi shot a short documentary “Memories of Water, Memories of Land”, for which I wrote the script and narrated. I am planning a couple of screening again later this year.

About the Author: 管啓次郎

すが・けいじろう  詩人。明治大学理工学部教授(批評理論)、大学院プログラム「場所、芸術、意識」担当。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)ほか。詩集に「Agend’Ars」4部作および『数と夕方』『狂狗集』(いずれも左右社)、『犬探し/ 犬のパピルス』(Tombac) 、Transit Blues (University of Canberra) など。これまでに10数カ国の詩祭や大学で招待朗読を行なってきた。2013 ~ 14年、文芸誌「すばる」(集英社)に旅先の写真と文章からなる「旅ときりぎりす」を連載。
Published On: 2020/2/10