マイノリティ

《ジェンダー対話シリーズ》第11回
「ケアの倫理」は「ケアする私」を救うのか?(後編)
――『ケアする私の「しんどい」は、どこからくるのか』トークイベント

昨年6月刊行以来ご好評いただいている『ケアする私の「しんどい」は、どこからくるのか』。刊行から1年を記念し、2026年1月28日夜に紀伊國屋アカデミック・ラウンジで行われた同書著者2人によるトークイベントを採録します。ケアをめぐる語りがあふれる一方で、ケアの現実はなぜこんなにも理解されないのか。どうしたらケアすることはもう少し楽になるのか。ケアをめぐる議論で盛んな「ケアの倫理」を参照しつつ、ケアを倫理と結び付けて論じることの危険性といまケアについて問われるべき論点について突っ込んだ議論を展開します。机上のケア論議でなく、現実にケアに翻弄され苦しい状況にある人々に研究者は何ができるのか。ケア研究の先頭を走るお二人による刺激的な対談後編です。ぜひご堪能ください。[編集部]

法+女性=変革! 『レイディ・ジャスティス』の舞台裏
第3回 司法女子パワーのポッドキャスト

本書『レイディ・ジャスティス』の著者ダリア・リスウィックは弁護士資格を持つジャーナリストである。「訳者あとがき」にも書いたとおり、リスウィックはスタンフォード・ロースクール修了後、連邦の控訴裁判所で裁判官の調査官を務めた。その後はしばらくローファームで働いたが、1999年にオンライン雑誌『スレート(Slate)』でマイクロソフト独占禁止法違反訴訟を取材する機会を得たのが転機となり、以後はローヤーとしての知識を活かし、同誌で連邦最高裁判所などの動向や法に関する記事を書いているほか、テレビのニュース番組にも解説者として出演している。

法+女性=変革! 『レイディ・ジャスティス』の舞台裏
第2回 憧れのローヤーたち

アメリカのロースクールに行くことに決めた時点では、ロースクールを出て弁護士資格を取得してから何をするのかは漠然としか考えていなかった。人権や環境の問題に取り組む国際機関で働きたいとは思っていたけれど、当時はインターネットが今のように発達していなかったし、どういう組織があってどうやったらそこに入れるかを調べようにも、日本にいながらではごく基本的なこと以上は調べようがなかった。ただ、そういうことに関心があるなら国際機関が多く集まるワシントンDCにあるロースクールに行くといいよ、と知人が助言してくれたのを信じて、DCにあるロースクールに行く手続きをしていた。

法+女性=変革! 『レイディ・ジャスティス』の舞台裏
第1回 アメリカの弁護士たちは「海の底」?

日本では、弁護士となれば誰でも「先生」と呼ばれ、弁護士専用のバッジまであったりして、弁護士というものは特別な存在であるという印象をもたせる環境がある。それに比べると、アメリカ合衆国の弁護士の扱いは概して雑である。それには様々な要因があるのだろうが、弁護士の人数の多さも少しは関係しているかもしれない。

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