制限君主制

憲法学の散歩道
第48回 potestasとpotentia

 立憲主義(constitutionalism)は、政治権力を憲法によって制限する。その場合の憲法は、憲法典というまとまった法典の姿形をしているとは限らない。イギリスに憲法典はないが、それでも立憲主義国家である。  立憲主義は、統治者の権限(potestas)を制限する。統治者にとっては、邪魔で余計な制限であるように見えるであろう。できることなら、憲法を無理やり変えてでも制限をかなぐり捨てたいと思うのではなかろうか。……

憲法学の散歩道
第44回 君主制原理vs国家法人理論──ゲルバーの場合

 カール・フリードリヒ・ゲルバーは1823年、チューリンゲンに生まれた。ライプツィヒ大学とハイデルベルク大学で法学を学び、弱冠23歳にしてイェナ大学の教授となった。その後、エアランゲン大学、チュービンゲン大学を経て1863年、ライプツィヒ大学教授となった。逝去したのは1891年である。学外では、ヴュルテンベルク王国の上院議員、ザクセン王国の首相等を務めている。ゲルバーはドイツ近代公法学の父と目されている。……

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