モロッコの首都ラバトについて、とりあえず海辺に連れていってもらった。夕方のレストランで鰯のマリネを食べながらビール。たちまち、10年前からそこにいるような気がしてきた。
 
After arriving in Rabat, the capital of Morocco, my friend Abdelkader took me to the beach. At a restaurant in the late afternoon we had beer over a fabulous plate of marinated sardines. Instantly I felt I had been there already for a decade.

About the Author: 管啓次郎

すが・けいじろう  詩人。明治大学理工学部教授(批評理論)、大学院プログラム「場所、芸術、意識」担当。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)ほか。詩集に「Agend’Ars」4部作および『数と夕方』『狂狗集』(いずれも左右社)、『犬探し/ 犬のパピルス』(Tombac) 、Transit Blues (University of Canberra) など。これまでに10数カ国の詩祭や大学で招待朗読を行なってきた。2013 ~ 14年、文芸誌「すばる」(集英社)に旅先の写真と文章からなる「旅ときりぎりす」を連載。
Published On: 2019/11/11