コヨーテ歩き撮り#48
惑星が直列するように車両にも直列が? 天体に蝕が起きるように路上でも蝕が? などとぶつぶつつぶやきながら歩く、冬至間際のロンドン。
惑星が直列するように車両にも直列が? 天体に蝕が起きるように路上でも蝕が? などとぶつぶつつぶやきながら歩く、冬至間際のロンドン。
本は孤立しない、1冊ではない。つねに隣り合い、円環をなし、車輪のようにまわる(かも)。それがエンサイクロペディア、それに乗ってサイクリングに行こう。ロンドンにて。
何だかわかる? ジャガイモじゃないよ、甜菜(ビート)です。砂糖の原材料が砂糖黍からこれに代わったとき、熱帯の産物だった砂糖がヨーロッパでも北米でも作れるようになり、劇的に安くなった。世界史の1ステージの終了でした。
秋の天塩川でイガイを拾いました。食べたのは誰かな。かなり内陸部ですが、ここには沿岸性のオジロワシも住んでいるんだって。
南半球では季節が逆転。早春のオーストラリア国立博物館(キャンベラ)です。高原地帯の雲の動きは、まるで海の上みたい。はっと立ち止まるくらいきれいな光でした。
カンガルー大陸ではカンガルーが王様。住宅地のすぐ裏の山も、かれらのテリトリーです。薄暮とともに行動開始、草をもりもり。Crepuscular (薄暮性)という言葉を改めて反芻しました。
豚の挽肉にたまねぎを混ぜて生で食べるのがメット。ドイツ以外では食べる気がしないけれど、ドイツでは最高においしい。蜜よりも肉を好む蜂がすかさずやってきました。ドイツ、カッセルで。
夏の終わりも近い、働きます。ひまわりが私の仕事場。ドイツ、カッセルにて。
小豆島で出会った樹齢1000年のオリーヴの樹。スペイン・アンダルシア地方から移植されたものだが、この樹が育ちはじめたころのアル・アンダルースはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教が共存する混淆の土地だった。この樹はいったいどれだけの言語を聴きとってきたんだろう。
小豆島の思い出はかぶと虫。偶然発見したポイントで、一晩で20匹以上捕まえた。それでその晩は自分が「かぶと虫の木」になった。未明にはみんな森に帰っていった。