管啓次郎

About 管啓次郎

すが・けいじろう  詩人。明治大学理工学部教授(批評理論)、大学院プログラム「場所、芸術、意識」担当。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)ほか。詩集に「Agend’Ars」4部作および『数と夕方』『狂狗集』(いずれも左右社)、『犬探し/ 犬のパピルス』(Tombac) 、Transit Blues (University of Canberra) など。これまでに10数カ国の詩祭や大学で招待朗読を行なってきた。2013 ~ 14年、文芸誌「すばる」(集英社)に旅先の写真と文章からなる「旅ときりぎりす」を連載。

コヨーテ歩き撮り#40

小豆島で出会った樹齢1000年のオリーヴの樹。スペイン・アンダルシア地方から移植されたものだが、この樹が育ちはじめたころのアル・アンダルースはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教が共存する混淆の土地だった。この樹はいったいどれだけの言語を聴きとってきたんだろう。

コヨーテ歩き撮り#35

スペイン、アンダルシア地方の古都グラナダは、ガルシア・ロルカの街でもあります。ここの国際詩祭に招待され、自作を朗読しました。空き時間は、もっぱら街歩き。かつてユダヤ教、イスラム教、キリスト教が共存した、中世のアル・アンダルースに思いをはせながら。なぜか、すべてが美しい街。

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