コヨーテ歩き撮り#70
パリの秋、モンパルナス墓地を訪れました。多くの文学者や芸術家が眠るここは、一種の図書館。マルグリット・デュラスの墓標には、訪れた人たちが残していったたくさんのペンが花を咲かせていました。
パリの秋、モンパルナス墓地を訪れました。多くの文学者や芸術家が眠るここは、一種の図書館。マルグリット・デュラスの墓標には、訪れた人たちが残していったたくさんのペンが花を咲かせていました。
カトリックのなまなましさには時々びっくりします。教会のそばのお店で売られている、こうした血まみれの像は、いやでもイエスの苦しみを日々人々に思い出させずにはいません。南米エクアドルの港湾都市グアヤキルにて。
メルボルンは建築の先進都市ですが、中心街でひときわ目を引いたのがこの建物。国立の名門、ロイヤル・メルボルン工科大学です。これが大学? とびっくりしましたが、学生たちは特におしゃれでもなかった。
オーストラリアといえばユーカリ。一口にユーカリといっても何百という種類があるそうです。高原の首都キャンベラで出会ったこの白い幹のタイプ、春の青空に映えますね。
コソヴォの田舎町ラホヴィッチで、収穫祭みたいなパレードに出会いました。トラクターの隊列、ひとつに少年たちの一隊。みんな元気に育ったかな。
彼女に出会ったのはどこだったかな。もう忘却の彼方。たぶんウィーン、たぶんドイツ語圏。場所を忘れても、残るこのかたち、うつろなまなざし。
玫瑰茶はハマナスの花のお茶。その香りにはかすかにレモングラスにつうじるものがある。さっぱりしてておいしいよ。台北にて。
やあ、みんなよく飲んだね。夏と紫外線に対抗するには柑橘類の果汁がいちばん。こうしてみるととてもきれい、でもプラスチックはやっぱり異質すぎる。台北にて。
台北郊外の北投は温泉地区。山の上の源泉まで上がると、硫黄の匂いとともにこんな美しい池がありました。夕方の光の中で、しばし茫然。
台北の夏は酷暑。乗り切るための最高の方法は、ほんのり甘い冷たいデザートか。これは「緑豆、蓮子、白木耳、湯圓」で、白きくらげの歯触りがいっそうさわやかです。老舗の双連圓仔湯で。