コヨーテ歩き撮り#40
小豆島で出会った樹齢1000年のオリーヴの樹。スペイン・アンダルシア地方から移植されたものだが、この樹が育ちはじめたころのアル・アンダルースはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教が共存する混淆の土地だった。この樹はいったいどれだけの言語を聴きとってきたんだろう。
小豆島で出会った樹齢1000年のオリーヴの樹。スペイン・アンダルシア地方から移植されたものだが、この樹が育ちはじめたころのアル・アンダルースはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教が共存する混淆の土地だった。この樹はいったいどれだけの言語を聴きとってきたんだろう。
小豆島の思い出はかぶと虫。偶然発見したポイントで、一晩で20匹以上捕まえた。それでその晩は自分が「かぶと虫の木」になった。未明にはみんな森に帰っていった。
さあ、夏。でっかい四角い西瓜に、頭ごと潜っていきたい。台湾・花蓮の街角から。
梅雨明けまえ、東京でも狂ったような夕焼けが見られることがあります。宇宙の火災。信号機は何かのメッセージ。
アンダルシアの名物料理のひとつ、冷たいスープのサルモレーホ。パンでとろみをつけたトマトとにんにくのスープ(これに対してここではガスパーチョはとろみが少ない)。真夏には40度を超える土地、体にしみわたります。
スペイン、アンダルシア地方の古都グラナダは、ガルシア・ロルカの街でもあります。ここの国際詩祭に招待され、自作を朗読しました。空き時間は、もっぱら街歩き。かつてユダヤ教、イスラム教、キリスト教が共存した、中世のアル・アンダルースに思いをはせながら。なぜか、すべてが美しい街。
マンハッタンの「高さ」。いまでこそ世界中の大都市で見られる光景かもしれないけれど、やはりこの高さに圧倒されます。
アメリカのリベラルアーツ・カレッジ(少人数の、寮生活を基本とする大学)って、ほんとに夢みたい。最高に恵まれたキャンパスで、最高に充実した4年間を過ごせる。学費は高いけれど。しっかり勉強して、しっかりアメリカを批判してくださいね。ニューヨーク州ハミルトン・カレッジにて。
気配にふりむくと、頭のでかい立派なフレンチブルがこっちに来たがってました。旅行のいちばんの楽しみは犬たちとの出会い。犬好きのみなさんは、ぜひぼくの『The Dog Book』を読んでみてくださいね(と宣伝)。ベルギー、ヘントで。
まだ肌寒い春のヘント(ベルギー)の広場、小学生の女の子が声をかけてきました。授業の発表で使えるよう、日本語の挨拶を録音し、写真を撮らせてほしいとのこと。「こんにちは!日本から来ました。ヘントはとてもきれいな街ですね。」終わって先生たちと記念撮影。