めいのレッスン ~かぜひいて
暦のうえではすでに夏をすぎていたのに暑い日がいつまでもいつまでもつづいていたから、もう涼しくなることなどないのではないかとおもいかけることさえあった、そんなある朝、目覚めたときの空気がぐっと冷たくなっていた。
暦のうえではすでに夏をすぎていたのに暑い日がいつまでもいつまでもつづいていたから、もう涼しくなることなどないのではないかとおもいかけることさえあった、そんなある朝、目覚めたときの空気がぐっと冷たくなっていた。
ねぇ、口を大きくあけて、はー、ってすると、 どうして、その息はあたたかいの? それに、あっというまに終わってしまうの?
漫画家が「◯害予告」をしたというツイートが問題となった事例から、表現の意味の確定(摘示内容の特定)を考える
鉄でできたものが獣に見えるときがある。春のせい? いや、それがアニミズムの秘密。
東日本大震災をきっかけに編まれた詩と短編のアンソロジー『ろうそくの炎がささやく言葉』寄稿者のお一人、小沼純一さんが朗読会で生み出した続編ともいえる小さなお話を、5年後のいま――。
“めいのレッスン”が始まります。