2016年6月2日 大野更紗氏による新連載が始まります。→【治らない病気を抱えながら、なお社会で人として生きるとは、いかなることであるのか】
「これで、終わりにしよう」と決めた――20代半ばで自己免疫疾患系難病患者となった著者は、いかにして難病医療の世界の住人たちと出会い、孤独な経験から抜け出す糸口を得たか。
指1本を動かせなくても、医師、ケアに従事する専門職、研究者、官僚、政治家、企業、それらのネットワークの中心にいてつなぎとめ事態の進展を促すというあり方も現実にあり得るのだ――治らない病を抱え生きることの意味は、多元化し、かつてとは異なる病者/患者が出現しようとしている。
大野更紗さんによる待望の連載、スタートです。[編集部]