本たちの周辺

おさい書店~女性の語り・部落問題・ラテンアメリカ~

 

『結婚差別の社会学』刊行の2017年5月から、「おさい書店 ~女性の語り・部落問題・ラテンアメリカ~」と題して、著者・齋藤直子さんの選書による刊行記念フェアが開催されました。そこで配布されたブックリストに掲載した齋藤さんのコメントとともに、「おさい書店」をけいそうビブリオフィルでもご紹介します。[編集部]

 
被差別部落出身者との恋愛や結婚を、出自を理由に反対する「結婚差別」。膨大な聞き取りデータの分析から、その実態を明らかにする。
齋藤直子著『結婚差別の社会学』

定価:本体2,000円+税 2017年5月刊行
四六判上製312頁 ISBN 978-4-326-65408-6
〈書誌情報・目次はこちら〉
〈「はじめに」「第1章」ページ(pdfファイル)はこちら〉
 
 

 『結婚差別の社会学』の刊行記念として、このブックフェアを開催していただきました。この本では、被差別部落出身者に対する結婚差別が生じたとき、反対する親がどんなことを言うのか、どんな行動をするのか、そして反対されたカップルはどのようにして説得するのかを、聞き取り調査を通じて明らかにしました。
 このフェアでは、部落問題の本、家族関係の本、膨大な聞き取り調査から書かれた本を中心にセレクトしました。他には、執筆の助けになった、ほっとするための本と、私に新しい興味や視点を与えてくれたラテンアメリカの小説もご紹介します。――『結婚差別の社会学』刊行記念フェア「おさい書店 女性の語り・部落問題・ラテンアメリカ」ブックリスト「はじめに」より

 
 
■おさい書店 ~女性の語り・部落問題・ラテンアメリカ~■

[選書&紹介文]齋藤直子

 
女たちの語りに耳を傾ける
 

部落問題を扱った文学の最高峰でしょう。主人公のお母さんとおばあちゃん、幼なじみ、そして部落出身ではない同級生の女の子、それぞれの女性たちの物語としても読めます。ただし未完です。続きが知りたくてたまらない。
『橋のない川』(全7巻)
住井すゑ(新潮文庫)

 

第二次世界大戦に従軍したソ連の女性たちの膨大な聞き取り、と解説されますが、大人の女性というよりは、チョコレートやハイヒール、リボンや三つ編みが好きな、少女たち、といったほうがよいかもしれません。このギャップにまず驚かされました。
『戦争は女の顔をしていない』
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(岩波現代文庫)


作者の祖母、母、そして自身をモデルにした、100年の物語。小説ですが、作者の叔父であるアジェンデ大統領が暗殺されたクーデターなど、チリの近代史を反映した内容です。しばしば、マルケスの『百年の孤独』と比較されますが、私は女性たちの物語としては、こちらのほうが好きです。

 
 
『精霊たちの家』
イサベル・アジェンデ(河出書房新社)

1969年、メキシコオリンピック直前のメキシコ。学生運動の大弾圧で、多数の若者が政府によって殺されたのですが、メディアはそのことを捻じ曲げて報道しました。筆者はインタビューを重ねて、トラテロルコで起こったことを再構成し、事実を明らかにしていきます。作者は、オスカー・ルイスの調査をメキシコでアテンドした超有名ジャーナリスト・作家。メキシコ大地震の聞き取りの本も翻訳してほしいです。
『トラテロルコの夜 メキシコの1968年』
エレナ・ポニアトウスカ(藤原書店)


海外のノンフィクションや聞き取りには、「女性」をテーマにした素晴らしい作品がいっぱいありますが、日本語で書かれたものにも、ほんとうにすごい作品があります。教育学者の著者が、支援や調査のなかで関係を結んでいった沖縄の少女たちの聞き取り。
『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』
上間陽子(太田出版)

日本から米国に渡った「写真花嫁」の膨大な記録を、「わたしたち」の物語としてまとめあげた作品。一行一行が、一言ひと言が、資料に基づいた「リアルさ」に満ちています。

 
『屋根裏の仏さま』
ジュリー・オオツカ(新潮社)


ジュンパ・ラヒリの小説はどれも素晴らしいです。インドから移民して米国に暮らす家族と、日本で生まれ日本に住んでる私とはまったく人生の経験が違うはずなんだけど、かすかな痛みが伝わってくるのは何でなんだろうと不思議になります。普遍的なものを描けるってすごいなあと思います。
『見知らぬ場所』
ジュンパ・ラヒリ(新潮社)

 

大阪にある淀川キリスト病院のホスピスでおこなわれている、末期がん患者のためのリクエスト食。著者の青山さんは、リクエストした食事にまつわるエピソードを患者さんに取材しています。「死」に限りなく近い人々の話なのに、不思議と暗さがなく、あたたかい印象の本です。
『人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食』青山ゆみこ(幻冬舎)


 
部落問題論と社会学
 

戦争で焼け野原になったあと、都市のバラック街になった、ある被差別部落の物語。お腹を空かせた孫も、喧嘩してる夫婦も、みんな、おたまさんのおかいさん(おかゆ)を食べて、毎日、明るく生きていきます。大人気の絵本作家、長谷川義史さんの出世作なんですよ。
『おたまさんのおかいさん』
日之出の絵本制作実行委員会 文/長谷川義史 絵(解放出版社)

子どものときに学校に行けなくて、大人になってから識字教室で字を学んだ吉田一子さんの日記を絵本にしたものです。私もかつて識字教室の「せんせい」をしてたことがあるのですが、「あるある!」の連続です。大人の学びに関わる人にはぜひ読んでほしいです。
『ひらがなにっき』
若一の絵本制作実行委員会 文/長野ヒデ子 絵(解放出版社)


私も聞き取りに参加しました。2年かけて、寒いときも暑いときも出かけて行って聞き取りしました。なかでも「虹色のセーター」のお話が大のお気に入りです。まず、そこだけ立ち読みしてください(そして気に入ったら買ってください)。この本を作る経験を通じて、お話や絵本の世界の奥深さを知りました。
『おはなしおかわり 大阪の被差別部落の民話』被差別部落の昔話制作実行委員会 編著/岡島礼子 絵(解放出版社)

学生のとき読みました。文庫になってませんが、アジア篇と近世篇もあります。私は社会学の学生だったので社会学者を目指しましたが、部落史とか被差別者の歴史とか、めちゃめちゃ面白そうだなーと思いました。当時、沖浦先生と三國連太郎の対談なども出ていて、楽しく読んだ記憶があります。そういえば、研究室に三國連太郎のサイン色紙が置いてあったなあ。
『日本の聖と賎 中世篇』野間 宏・沖浦和光(河出文庫)


いつのまにか15年以上まえの本になりましたが、部落問題を明るくオープンに語っていくタイプの本のさきがけだったとおもいます。表紙をかわいくするのも大切だっていう発想はここから学びました。

 
 
『被差別部落の青春』
角岡伸彦(講談社文庫)

こちらも角岡さんの本。こちらは、ある程度、部落問題の知識がある人のほうが面白く読めるかもです。といっても、第4章の「被差別部落の未来」の北芝の話は、ぜひ多くの人に読んでもらいたいなーと思います。被差別部落であることと、同和対策という社会的な実験の場であった歴史をうまく引き継いで、面白いことをやっている地域です。『ふしぎな部落問題』角岡伸彦(ちくま新書)


部落出身者や部落問題に関わる若者のインタビュー集。しばしば、「部落の人に会ったことない」「ほんまに部落差別とか、あんの?」って言われることがありますが、本を通じて若者たちのリアルに「出会って」ほしいです!

『部落問題と向き合う若者たち』
内田龍史編著(解放出版社)

 

マイノリティ女性の家族写真と本人の語り。「異常にガニ股のフィリピンのおじいちゃん」の話、何回も異常にガニ股と連呼してますが、家族写真をみると本当にそうでした(笑)。ひとの人生に耳を傾ける面白さ、大切さを感じる本です。
『家族写真をめぐる私たちの歴史 在日朝鮮人・被差別部落・アイヌ・沖縄・外国人女性』ミリネ編/皇甫康子責任編集(御茶の水書房)


滋賀県のある被差別部落での生活文化の聞き取り。同和対策より前の時代の、部落の暮らし。私も、この調査プロジェクトがおこなった別の市町村での調査に参加してました。「差別のことだけ聞かない」「生活全体を聞く」って大事だなあとおもいました。一方で、ひとつの問題に焦点をしぼった聞き取りが必要なときもあるなあとも思います。両方いるということです。
『境界文化のライフストーリー』
桜井 厚(せりか書房)

私の指導教官の著作で、2000年に発行された本なんですが、同じころに『現代思想』でも特集「部落民とは誰か」が組まれたり、従来の見方で部落問題が語れなくなった時期だったのだなあとおもいます。そして、それをどう捉えるかは、施策的にも、運動的にも、研究的にも、そしてアイデンティティのこととしても、今も模索中だとおもいます。
『部落問題のパラダイム転換』
野口道彦(明石書店)


部落問題では、しばしば「ねたみ意識」とよばれるものについての議論があったんですが、米国でも「新しいレイシズム」などの議論があって「似たような議論があるんだなー」と思っていたのですが、その新しいレイシズム研究を日本で応用したのがこの本なのです。
『レイシズムを解剖する 在日コリアンへの偏見とインターネット』高 史明(勁草書房) →〈たちよみはこちら〉

聞き取りのテープおこしを、ほぼ無編集で並べた謎の本。聞き取りしてるときに、いろんな話に展開していったり、思いがけない話が飛び出してくる、「あの感じ」が、ほんとうによくわかります。聞き取りを1回するだけで、こんなにいろんなことがわかるんだってびっくりするかも。
『街の人生』
岸 政彦(勁草書房)

 


レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルの若者たちの、友だちや親へのカミングアウト、そしてカムアウトされた親の経験や、カムアウト後の親子関係についての研究。部落出身者への結婚差別の場合、部落出身者との結婚を望む子と親の間のコンフリクトなので、直接比較できるわけではないのですが、参考にさせてもらった研究のひとつです。
『カムアウトする親子 同性愛と家族の社会学』三部倫子(御茶の水書房)

私も「結婚差別問題と家族」という章を書かせてもらいました。「入門」とあるとおり、初学者向けの本ですが、part1ではベーシックな理論、part2では最新データによる知見、part3はこれまであまり扱ってこなかったテーマという構成になっていて、オーソドックかつ、ちょっと尖ったところのある本です。
『入門家族社会学』
永田夏来・松木洋人 編(新泉社)


筒井先生には、私の本の帯を書いていただいてます。最近書かれた新書を2冊紹介します。結婚差別問題は、差別の問題だけでなく、親子関係や家族関係を考える必要があって、さらにそのために、働き方とか家事やケアの分担など、「仕事と家族」のあり方をみていく必要がでてくるのですが、それについての量的データを援用することで、自分の聞き取りしたデータの意味がくっきり浮かび上がるんだなと思いました。
筒井淳也『仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(中公新書)『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』(光文社新書)

筒井先生の本が量的調査によって手助けしてくれたように、こちらの本の「家」制度研究も私を助けてくれました。「家」研究を大学生向けにわかりやすく解説した本で、とても読みやすかったです。家族をめぐる法律が変えられようとしている今こそ、「家」をめぐる理論を学ぶ意味があると思います。いま読んでほしいです。

 
 
『「家」を読む』
米村千代(弘文堂)


しつけ、親子仲や「父親・母親論」をめぐって、データから、よくある思い込みを解いていく本です。家族を考えたり語ったりするとき、必読だとおもいます。結婚差別問題を、親子仲のよさという新しい視点で考えるきっかけになりました。
『現代の親子問題 なぜ親と子が「問題」なのか』
広井多鶴子・小玉亮子(日本図書センター)

統計むずかしいですよね。でも、こういう「子育て支援したほうがいいんですよ!」ってはっきりデータで示してくれるものがあってこそ、われわれの聞き取り調査も生きてくると思うのです。社会学楽しい。

『子育て支援が日本を救う 政策効果の統計分析』柴田悠(勁草書房)
〈たちよみはこちら〉


 
少女漫画とマイノリティ
 

アラフォー的な漫画を。吸血鬼のお父さんと狼女のお母さんをもつ女の子の物語。人間の男の子に恋をしたけど、お母さんは魔界の王子さまと結婚してほしくて、娘の恋愛には大反対…というのが最初の話なんですが、その後、どんどん話は広がっていき、2代目主人公は弟の彼女、3代目主人公は初代の娘というファミリーコメディーです。ちなみに私は初代主人公蘭世の世代です。。。
『ときめきトゥナイト』(全16巻)
池野恋(集英社りぼんマスコットコミックス)

こちらは比較的最近の漫画です。こちらはお父さんが天狗、お母さんが人間の女の子の物語。よく読むと脇役の人生や人間関係もしっかり描きこまれていて、すごく好きです。そういえば、『ときめき』も『天狗の子』も、男の子の主人公の名前が「シュン」くんですね。

 
『町でうわさの天狗の子』(全12巻)
岩本ナオ(小学館フラワーコミックスアルファ)


 
ほっとするもの4冊
 

私の本の表紙のデザインの参考にさせていただきました。表紙、校正と同時進行で、ほんとに泣きながら刺繍しました!!! でもデザイン、布選び、刺繍糸の色選びをして刺繍する作業はめちゃめちゃ楽しかったです。

 
『樋口愉美子のステッチ12か月』
樋口愉美子(文化出版局)

落ち込んだり元気がないときは、伊藤まさこさんの本を読みます。洋裁のデザインも、セレクトされたグッズも、食べ物もステキなのはもちろん、やりたいことをするための伊藤さんのガッツがすごくて、「私もとことんやるでー!」っていう気になるからです。
『夕方5時からお酒とごはん』
伊藤まさこ(PHP研究所)


私、「死」をとても怖がっているのですが、なんかそれを緩めてくれます。『暮らしの手帖』の荻上チキさんとヨシタケシンスケさんの連載も、大好きです。私もαシノドスで『Yeah!めっちゃ平日』のイラストを担当しているのですが、このおふたりの文と絵のコンビネーションが憧れです!!
『このあと どうしちゃおう』
ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

婚約破棄にあった女性が、じわじわと、まわりの人や食べ物と関係を結びなおして、回復していく話。自信をなくしてるときにぜひ読んでほしいです。豆のスープがおいしそうすぎて、読んでる途中に、ひよこ豆を炊きました(笑)。
『太陽のパスタ、豆のスープ』
宮下奈都(集英社文庫)


 
ラテン・アメリカ、私に新しい視点を与えてくれるもの
 

小説を紹介したかったのですが、ちょうど『星野智幸コレクション』4冊が出たところなので、お気に入りはみなさんに決めてもらうことにして、私はエッセイ集をおすすめします。日本だけじゃなくて、台湾や朝鮮半島、メキシコなど他の場所にも軸足をおくことで、人は強くやわらかく生きていけるのです!
『未来の記憶は蘭のなかで作られる』
星野智幸(岩波書店)

なぜ、部落問題と家族社会学の本のブックフェアに、こんなにラテンアメリカの本があるんだと思われるかもしれませんが(笑)。星野さんのエッセイ集のところでも書いたように、私の軸足なんです! ガルシア・マルケスからは、ジャーナリスティックな香りのする2冊を。

『誘拐の知らせ』
G.ガルシア=マルケス(ちくま文庫)


ガルシア・マルケスのこの2冊は、大量のデータをびったりはめ込んでいく感じが、めちゃめちゃすごいです。私も聞き取り調査を仕事にしてますが、データを最適な場所にぴったりはめ込んで初めて、訴える力を持つんだと思うので、こういうものを目指していきたいなーと思います。実力の差が違いすぎますが…。ところで、この小説、映画化されてたんですね(知らなかった)。『コレラの時代の愛』の映画は、同郷の歌手シャキーラが主題歌うたってましたね。
『予告された殺人の記録』G.ガルシア=マルケス(新潮文庫)

ジョサ(この本ではリョサになってますが)もノーベル賞作家でめちゃ大御所なので、私が紹介するまでもないのですが。2つの物語が1章ごとに交互にあらわれます。マフィアからの脅迫に立ち向かった話は、実話がもとになってるそうです。装丁がしゃれていて、カバーをはずすと、本の表紙に蜘蛛からの脅迫状がスペイン語で書かれています。

『つつましい英雄』
マリオ・バルガス=リョサ(河出書房新社)

 


学生のとき読んで「フィールドワークしてみたい!!」って憧れてました。作中に出てくるテピート地区のベシンダー(集合住宅)は、85年のメキシコシティ大地震でほとんどなくなってしまったと、メキシコシティ出身のスペイン語の先生から聞きました。テピートの地名は、“Te pito(私はあなたを口笛で呼ぶ)”が語源で、共同住宅の壁の向こうにいる人を呼ぶときに口笛をふくという生活習慣から来てるんだそうです。
『貧困の文化』
オスカー・ルイス(ちくま学芸文庫)

ラテン・アメリカの小説は、それぞれの国の歴史(多くは独裁政権と新自由主義による貧困や移民、そしてその背後には米国がいるわけです)とは切っても切れないものが多いです。この本は、ドミニカ共和国にルーツをもつ米国人のナード(オタク)青年の話で、彼のルーツの重い話と、彼自身の非モテ話が融合して、独特の雰囲気です。関係ないけど、ドミニカ出身の歌手といえば、フアン・ルイス・ゲーラが大スキです。

『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』
ジュノ・ディアス(新潮社)


美女レイナに連れられて、コロンビア人の若者マルロンが米国をめざす物語。もともと、作者の同郷の歌手フアネスが大好きで手に取った本です。米国とメキシコの間の「壁」について、ラテン側からみてほしいなあとおもいます。この小説は映画化もされていて、その主題歌はコロンビアの歌手フォンセカが歌っています。この映画のサントラ大好きです。
『パライソ・トラベル』ホルヘ・フランコ(河出書房新社)

こちらも『パライソ・トラベル』と一緒で、メキシコと米国の国境(ラ・フロンテーラ)を超えた人たちの物語です。家族全員で、非正規滞在の季節労働者として必死に働きます。主人公は著者自身で、子ども時代の著者の目線から、米国での生活を描きます。すごくいいです。続編もあり。

 
『この道のむこうに』
フランシスコ・ヒメネス(小峰書店)


 
 
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