コヨーテ歩き撮り#48
惑星が直列するように車両にも直列が? 天体に蝕が起きるように路上でも蝕が? などとぶつぶつつぶやきながら歩く、冬至間際のロンドン。
惑星が直列するように車両にも直列が? 天体に蝕が起きるように路上でも蝕が? などとぶつぶつつぶやきながら歩く、冬至間際のロンドン。
本は孤立しない、1冊ではない。つねに隣り合い、円環をなし、車輪のようにまわる(かも)。それがエンサイクロペディア、それに乗ってサイクリングに行こう。ロンドンにて。
第四部第三章 [...]
SNS上で現在注目を集めているsentient activityの全容を、介護や放射能汚染と母親の責務など、家事にとどまらぬ各種事例のケーススタディを通じて明らかにし、日常生活に織り込まれた見えないジェンダー不均衡を可視化すべく、平山亮氏と山根純佳氏が6つの同じテーマを月替わりで交互に書き下ろしていきます。これまで語りようにも言葉がなかったところへ切り込む、いま、この二人だからこその連載をどうぞお楽しみください。[編集部]
何だかわかる? ジャガイモじゃないよ、甜菜(ビート)です。砂糖の原材料が砂糖黍からこれに代わったとき、熱帯の産物だった砂糖がヨーロッパでも北米でも作れるようになり、劇的に安くなった。世界史の1ステージの終了でした。
秋の天塩川でイガイを拾いました。食べたのは誰かな。かなり内陸部ですが、ここには沿岸性のオジロワシも住んでいるんだって。
南半球では季節が逆転。早春のオーストラリア国立博物館(キャンベラ)です。高原地帯の雲の動きは、まるで海の上みたい。はっと立ち止まるくらいきれいな光でした。
カンガルー大陸ではカンガルーが王様。住宅地のすぐ裏の山も、かれらのテリトリーです。薄暮とともに行動開始、草をもりもり。Crepuscular (薄暮性)という言葉を改めて反芻しました。
『君の名は。』は、世界そのものが忘れてしまったものを決して忘れないという物語でした。そして『輪るピングドラム』は、純粋な贈与の力となって世界から積極的に消えることで、「存在するより前に消えてしまう(非)存在」を肯定する物語だと言えます(これは、主人公が、世界の潜在性そのもの=唯一神のようなものになるという、『serial experiments lain』や『魔法少女まどか☆マギカ』とは、微妙ですが決定的に違っています)。それはどちらも、「このわたし」とは別様であり得るわたしを、「この世界」とは別様であり得る世界を、存在し得るものとして、潜在的に存在しているものとして、想像し、思考するフィクション(虚構世界)の意味を肯定的に物語っているように思われます。
豚の挽肉にたまねぎを混ぜて生で食べるのがメット。ドイツ以外では食べる気がしないけれど、ドイツでは最高においしい。蜜よりも肉を好む蜂がすかさずやってきました。ドイツ、カッセルで。