あとがきたちよみ
『動物意識の誕生 上・下』
「序文」「訳者あとがき」を公開しました。
「序文」「訳者あとがき」を公開しました。
「はじめに」「デカルトの神秘的な幽霊の正体―訳者あとがきに代えて」とウェブ特別版カラー図版を公開しました。
哲学的ゾンビと呼ばれる思考実験があります。オーストラリアの哲学者、デイヴィッド・チャーマーズが考案した唯物論に反対する議論です。チャーマーズは、「意識」は空間や時間と同様に宇宙の根本原理の一つであり、物理によって意識を還元する(物理的事実によって意識を説明する)ことはできないだろうと考えています。彼は、情報論的汎心論とでもいうような立場をとっており、一貫性のある情報処理系には原初的な意識の萌芽のようなものが自動的に宿ると考えます。