ソクラテス

憲法学の散歩道
第40回 エウチュプロン──敬虔について

 プラトンの対話篇の一つに「エウチュプロン」がある。さほど有名な対話篇とは言えないであろう。登場人物はソクラテスとエウチュプロンの二人だけ、エウチュプロンは若い預言者である。扱われているテーマは、敬虔(eusebeia; piety)とは何かであるが、確たる結論にいたることもなく、二人の対話は唐突に終わる。  対話の表面的な流れは、次の通りである。……

憲法学の散歩道
第38回 ソクラテスの問答法について

 筆者はいわゆるロースクールに所属している。法曹養成を任務とするロースクールでは、ソクラティック・メソッドと呼ばれる問答を通じた教育が推奨されている。アメリカのロースクールでは、そうした教育方法がとられているらしいので、それを輸入しようということのようである。……

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