コヨーテ歩き撮り#240
きわめてよい風景が、いつも体験できるとは限らない。旅路を徒労と思ってはいけない。そこにあるものが隠されているよろこびを。カウアイ島、プウ・ヒナヒナ展望台。 You can't always expect to actually see the exceptionally beautiful scenery. Don't think your journey was wasted! The joy lies in what remains hidden. Puu Hinahina Lookout on the island of Kauai.
コヨーテ歩き撮り#239
最近興味があるのは侵食かな。波の力。打ち寄せる波に正気を取り戻したい。カウアイ島の南海岸で。 You know, I'm interested in erosion. The surreal power of waves. To regain your sanity you need these crushing waves! On the south coast of Kauai.
憲法学の散歩道
第45回 憧れるのはやめましょう──『虞美人草』とミメーシス
夏目漱石『虞美人草』のヒロイン甲野藤尾は、24歳ながら、恋の駆け引きに長じている。彼女の英語の家庭教師を務める、恩賜の銀時計を得た文学士、小野清三を手玉にとる。 「愛の神は今が盛(さかり)である。緑濃き黒髪を婆娑とさばいて春風に織る羅(うすもの)を、蜘蛛の囲(い)と五彩の軒に懸けて、自(みずから)と引き掛る男を待つ。引き掛った男は夜光の璧を迷宮に尋ねて、紫に輝やく糸の十字万字に、魂を逆にして、後の世までの心を乱す。女はただ心地よげに見遣る*1。」 ある日の夕刻、藤尾は兄、そして兄の友人、宗近一とともに、不忍池の周辺で催された博覧会に出掛ける。たまたま見掛けたのが、かつて京都で世話になった井上父娘を博覧会見物へ案内する小野だった。漱石は、井上小夜子の美貌を描く。
あとがきたちよみ
『 韓国の若者のライフコースと親子間支援――成人期移行における困難と家族主義の影響』
「序章 問題の所在」を公開しました。
あとがきたちよみ
『高齢期における格差問題――累積する有利・不利とウェルビーイング』
「まえがき」を公開しました。
コヨーテ歩き撮り#238
1891年、震度7の大地震が発生。土地に6メートルのずれが発生した。これが根尾谷断層。まのあたりにして息を呑む。岐阜県本巣市の地震断層観察館にて。 In 1891, a major earthquake of seismic intensity 7 struck. This caused the land shift by six meters. The Neodani Fault. Witnessing it firsthand takes your breath away. At the Earthquake Fault Observation Museum in Motosu, Gifu.
あとがきたちよみ
『民主的理性――みんなで決める政治の正しさ(上・下)』
「プロローグ」を公開しました。
あとがきたちよみ
『ジェンダー史入門 』
「日本語版への序文」「訳者解説」を公開しました。
あとがきたちよみ
『戦争と平和の倫理学』
「はじめに」を公開しました。
コヨーテ歩き撮り#237
岐阜県揖斐川町の秋の朝、川霧に「むかしの中国」を思う。今年はそういうタイトルの歌も作りました。 One autumn morning in the town of Ibigawa. The dream-like river mist makes me think of Old China. Hey, I wrote a song of that title this year!
