木下衆

木下衆

きのした・しゅう  大阪市立大学都市文化研究センター研究員、東京都健康長寿医療センター研究所非常勤研究員ほか。1986年、大阪市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。専門は医療社会学、家族社会学。著書に『家族はなぜ介護してしまうのか(仮題)』(世界思想社、2019(予定))、『最強の社会調査入門:これから質的調査をはじめる人のために』(ナカニシヤ出版、2016年(共編著))、『認知症の人の「想い」からつくるケア:在宅ケア・介護施設・療養型病院編』(インターメディカ、2017年(共著))。

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治らなくても大丈夫、といえる社会へ
vol.01 「安楽死」と書いてくれたあなたへ

治らなくても大丈夫、といえる社会へ――認知症の社会学 11月 27日. 2018

認知症患者の思いやその人らしさを尊重する介護――現在私たちの社会は、そうした介護を目指すべきものとして掲げている。しかしそうした理念は、突然私たちの社会に生まれてきたのではない。それは長い歴史をかけて、介護に関わる人びとが作り上げてきた、私たちの社会の一つの到達点なのだ。認知症という病名がないどころか、「ボケ」や「痴呆」といった言葉すら身近でない時代に介護を経験した人。介護保険といった制度もない時代に、介護家族が相談できる場を立ち上げ、在宅での看取りを目指した人……。介護家族の悩みの歴史を辿りながら、「治らなくても大丈夫」といえる社会のあり方を構想する、気鋭の社会学者による連載です。【編集部】

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