憲法学の散歩道
第37回 価値なき世界と価値に満ちた世界
フィリッパ・フットは、アメリカ合衆国のグラヴァー・クリーヴランド大統領の孫にあたる。オクスフォードのサマヴィル・コレッジを卒業した彼女は、同コレッジで長く哲学を教え、カリフォルニア大学をはじめとするアメリカの諸大学でも教鞭をとった。 彼女が1958年に公表した論文に、「道徳的議論」がある。論文の冒頭で、彼女はリチャード・ヘアの指令主義(prescriptivism)を取り上げている。……
あとがきたちよみ
『カトリック的伝統の再構成』(シリーズ・西洋における宗教と世俗の変容1)
「西洋における宗教と世俗の変容」(冒頭)を公開しました。
あとがきたちよみ
『著作権はどこへいく?――活版印刷からクラウドへ』
「日本語版への序文」「訳者あとがき」を公開しました。
あとがきたちよみ
『アダム・スミスの道徳理論――人間の複雑性と道徳判断』
「はじめに」を公開しました。
あとがきたちよみ
『男性学基本論文集』
「巻頭言 男性性役割の社会化から、男性性による不平等の正当化へ」「Ⅰ 男性、男性性、そして援助要請の文脈」(抜粋)を公開しました。
掌の美術論
第12回 セザンヌの絵に触れる――ロバート・モリスを介して(後編)
制作中の画家の身体の動きを知る手がかりとなるのがく筆触である。具体的な作品として、ここではオルセー美術館にあるセザンヌの《サント・ヴィクトワール山》(図3/strong>)を見てみよう。
コヨーテ歩き撮り#194
宝石箱のような美しさ。すべて生きた蝶のさなぎです。羽化を待って眠っている。 The breathtaking, gem-like beauty of the live butterfly chrysalises. They are sleeping, waiting for the moment to emerge.
あとがきたちよみ
『増補改訂版 言語哲学大全Ⅲ――意味と様相(下)』
「増補改訂版へのまえがき」「後記 二〇二四年(抜粋)」を公開しました。
『災害法律相談Q&A』期間限定無料公開
このたびの能登半島地震で被災された皆様および関係する方々へ心よりお見舞い申し上げます。 現在、被災地で書籍へのアクセスが難しい方々の生活再建のお役に立てればと、著作権者の第一東京弁護士会のご了解をえて、『災害法律相談Q&A』(2023年3月刊行)を期間限定で「PDF公開」いたします[2024年2月29日まで]。ご活用いただければ幸いです。[編集部]
コヨーテ歩き撮り#193
コスタリカの森に行くと、さっそくともだちが会いにきてくれた。コアティ。飼えばよくなつくらしい Almost on arriving at the forest of Costa Rica, this wild friend came to see me! It’s a coati. It can become very tame.
掌の美術論
第11回 セザンヌの絵に触れる――ロバート・モリスを介して(前編)
諸芸術を比較する「パラゴーネ」と呼ばれる議論が、美術史には存在する。なかでも、彫刻と絵画の優劣を競うパラゴーネは、触覚と視覚、形態と色彩、物質性と虚構性とのあいだの対立軸をめぐり繰り広げられてきた。そのなかで彫刻に軍配をあげるのにたびたび重要な役割を割り当てられるのが、盲人である。彫刻は目が見えない人にも実際のかたちを正確に伝える芸術であり、平面のなかに別の世界が存在するかのように見せる虚構としての絵画よりも優れている、とするロジックだ。
夢をかなえるための『アントレプレナーシップ』入門
㉖起業家教育が目指すこと(2)
「起業家教育が目指すこと」の第2回は、著者がかつて学んだ米国バブソン大学経営大学院での教育をもとに、「起業態度有り」から「起業活動有り」への移行はどのようにすれば可能か、を展開していきます。起業を考える人たちへのヒントとなれば幸いです。