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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー

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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー 5月 27日, 2020 仲野麻紀

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈番外編1〉

友人で、今はパン職人であるやまちゃんは、大学終了卒業旅行で訪れたフォンテンヌブローの森からの帰路、その運命を変えた。
午前中の森の中に差し込む春の光。パリへ戻る電車を待つ3月夕暮れ。駅舎は閉まっている。短日つづくプラットホームにあるのは底冷え。
駅近く、唯一開いていたパン屋で買った焼きたてのバゲットをかじる。
東洋哲学を専門とし、就職先も決まっていた彼は、その瞬間パン屋になろうと決心したそうだ。

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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー 4月 08日, 2020 仲野麻紀

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈14皿め〉

パリ10区。ジョルジュ・バタイユの作品「マダムエドワルダ」の舞台となったサンドニ門周辺にはトルコ、クルドのコミュニティー地区がある。広汎にくくればグラン・ブルーバードからボン・ヌーベルも入る。この界隈には劇場にブラッセリー、ポルノ映画館に売春宿。20世紀、観劇に精をだしたパリジャンのざわめきは今も、裏通りにあるブラッセリーFloやベルエポック漂うジュリアンの存在にみられる。

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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー 9月 29日, 2019 仲野麻紀

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈12皿め〉

あるフェスティバルでのことだ。演奏後楽器を片付けている私たちのところに高揚した面持ちで近づいてくる男性がいた。
 
「君たちと是非一緒に演奏したいです。わたしはクラリネットを吹きます。」

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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー 8月 01日, 2019 仲野麻紀

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈11皿め〉

羽田空港。搭乗直前のゲートでテレビに映るサックス奏者を見た。彼は電車の中で演奏をしている。ご本人が電車という乗り物の愛好家ということで、コンサートホールではなく、念願叶って電車車両内での演奏とのことだ。微笑ましいではないか。

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