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連載・読み物

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憲法学の散歩道 9月 29日, 2020 長谷部恭男

憲法学の散歩道
第12回 plenitudo potestatisについて

 テューダー朝のヘンリー8世は、イングランド国教会を創設したことで知られる。
 彼は、兄アーサーの未亡人であったキャサリン・オヴ・アラゴンと結婚したが、男子に恵まれなかった。ヘンリーは、その原因が、聖書の禁ずる近親婚であるために神の怒りに触れたことにあると言い始め、ローマ教皇に婚姻の無効を宣言するよう求めた。……

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ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた ー人生の欠片、音と食のレシピー 9月 25日, 2020 仲野麻紀

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈17皿め〉

シリア内戦10年目。現在約1100万人以上の人々が国内外で難民になっている。内戦前の人口の半分以上の数だ。途方にくれる数字を前に、何を想像できるだろうか。ニュースで流れる映像に、物語は語られない。
 
連載6皿目に登場したシリア難民のヤシール。アラビア語歌詞の発音を教えてもらった彼との出会いはフランス西部に位置する半島、ブルターニュ。800人が住む村に難民として迎えられた彼とその家族。

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連載・読み物 9月 14日, 2020 管啓次郎

コヨーテ歩き撮り#113

これはどこだったのかな、思い出せない。どこかの空港の、毛沢東をテーマにした中華レストラン。大量殺人を辞さなかった独裁者へのノスタルジア?

I can’t locate this anymore. It must be a Chinese restaurant at an airport somewhere with Mao as the theme. Could one be nostalgic about a dictator who never hesitated to commit multiple mass murders?

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連載・読み物 9月 07日, 2020 管啓次郎

コヨーテ歩き撮り#112

三河湾の鬼あさりは、まるで秋の果実。焼いて、噛みしめれば、まるで海に潜ったような気持ち。

This giant clam is from the Bay of Mikawa. It’s some sort of autumn fruit, really. Grill it, chew it, and suddenly you find yourself plunged under the blue water.

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