連載・読み物

コヨーテ歩き撮り#56

パリの街路、この光景を見て、ふと「サンドイッチ殺人事件」という言葉が頭に浮かびました。いったいなぜこんなふうに散らばって? 野良犬には格好のごちそうでしょうが、その配置が謎めいています。フランスではこうしたバゲットに具をはさんだものがサンドイッチ、イギリス風のサンドイッチとは用法がちがうようです。その場を離れると早速鳩が舞い降りてきて、パンの部分をついばみはじめました。

コヨーテ歩き撮り#55

ユネスコ本部前の芝生で、突然この子が姿を現しました。くわえていたボールを人の前に置くのは「投げて投げて!」ということかな。投げてあげると、よろこびいさんで取ってくる。また投げてあげると、ふたたび全速で駆け出す。これはおもしろい。こうしてかわいいジャックラッセルにひとしきり遊んでもらった春のパリ。

「名もなき家事」の、その先へ――“気づき・思案し・調整する”労働のジェンダー不均衡
vol.04 〈感知・思案〉の分有に向けて――「資源はどうして必要か」再考/山根純佳

「名もなきケア責任」は今どう配分されていて、これからどう配分しなおせるのか――平山亮さんと山根純佳さんの往復書簡連載、今回は山根さんから平山さんへの応答です。[編集部]

コヨーテ歩き撮り#54

どこの都市でも1軒くらいは好きな店ができる。その町に行けば一度は寄りたくなる。那覇ではおもろまちのここ、名前は記さない。この角度から見ると幟の文字がぜんぶ裏になり、それに興味を覚えました。本当にうまい沖縄そばが、食券を買うと瞬時にできあがり。

「名もなき家事」の、その先へ――“気づき・思案し・調整する”労働のジェンダー不均衡
vol.03 SAには「先立つもの」が要る――「お気持ち」「お人柄」で語られるケアが覆い隠すこと /平山亮

「名もなきケア責任」は今どう配分されていて、これからどう配分しなおせるのか――平山亮さんと山根純佳さんの往復書簡連載、今回は平山さんから山根さんへの応答です。 [編集部]

コヨーテ歩き撮り#50

ロスアンジェルスの高級住宅街といえばベヴァリーヒルズ。この地域で働く庭師、電気工、配管工といった人々をお客とするフード・トラックは、公園脇の路上で店開き、本場のメキシコ料理ひとすじ。どれもおいしいけれどきょうは「ワラーチェ」にするか。意味はサンダル。トルティーヤを作るマサ(生地)をわらじ型に造形して、豆、肉、シラントロ(香草)などを載せチーズをかけたもの。ずっしりおなかに溜まる。満腹の彼岸。

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