連載・読み物

虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察
第7回 仮想現実とフィクション 『ソードアート・オンライン』『電脳コイル』『ロボティクス・ノーツ』(2)

『電脳コイル』では、現実空間の一部に仮想のデータがプラスされるような拡張現実ではなく、現実空間とそっくり同じ仮想空間が現実と重ね合されています。虚と実という二重の層が、ぴったり重なることで一体化しているのです。そして、重なっているはずのものにズレが生じることで起こるエラーが、この物語に魅惑や深さを与えています。

医学史とはどんな学問か
第4章 ルネサンスと解剖学の発展 1500-1600

ルネサンス医学は、ギリシア語の医学の起源を復興することで、それまでと大きく異なる革新の姿勢をもつことになった――それが解剖学の発展である。印刷という新メディアによる解剖図の発展と拡散、解剖講義の劇場性等、古代医学の復興と文化・芸術の関連を描く。

ジャーナリズムの道徳的ジレンマ
〈CASE06〉組織ジャーナリストに「表現の自由」はあるか

だれもが意見を表明しやすくなったSNS時代、組織に所属すれば職種を問わずつきまとう問題かもしれません。生活の基盤でもある所属組織。勝手に代表もできない。でも、個々人の意見もその人自身の存在にかかわります。ましてジャーナリストならば……?[編集部]

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