コヨーテ歩き撮り#207
ついにボロブドゥール寺院にたどりついた。壁面の浮き彫りにはたくさんの動物も。 Finally I have come to see the sublime Borobudur Temple! So many relieves are breathtaking, many of them depicting animals.
ついにボロブドゥール寺院にたどりついた。壁面の浮き彫りにはたくさんの動物も。 Finally I have come to see the sublime Borobudur Temple! So many relieves are breathtaking, many of them depicting animals.
アメリカのロースクールに行くことに決めた時点では、ロースクールを出て弁護士資格を取得してから何をするのかは漠然としか考えていなかった。人権や環境の問題に取り組む国際機関で働きたいとは思っていたけれど、当時はインターネットが今のように発達していなかったし、どういう組織があってどうやったらそこに入れるかを調べようにも、日本にいながらではごく基本的なこと以上は調べようがなかった。ただ、そういうことに関心があるなら国際機関が多く集まるワシントンDCにあるロースクールに行くといいよ、と知人が助言してくれたのを信じて、DCにあるロースクールに行く手続きをしていた。
芸術家の作品や著述を振り返ってみると、20世紀美術と聖性の関わりを示す例には事欠かない。ナビ派やスーラの理論、あるいはヒルマ・アフ・クリントやクプカの抽象画における神秘主義。カンディンスキーが描く黙示録。マレーヴィチの絶対主義絵画に秘められた東方キリスト教の聖画像の記憶。モーリス・ドニが推進した「聖なる芸術」運動。第一次世界大戦で荒廃した大地を出発点としながら、ウィリアム・ブレイクの描く天地創造のイメージを介して1920年代に聖書の創世記を版画化し、30年代には線と球体の構築物で支配された月面旅行の場面を描いたポール・ナッシュ。第一次世界大戦を契機にキリスト教信仰に目覚め、第二次世界大戦後には教会装飾も手がけたキュビスムの画家アルベール・グレーズ。自然と人間との秘義的な融合を思い描いたシュルレアリスムの画家アンドレ・マッソン。カトリックの聖変化の儀礼や薔薇十字団の教えを、自らが開発したクライン・ブルーの顔料を用いてパロディー化したイヴ・タンギー。原始的な祝祭や儀礼を思わせる過激なパフォーマンスを展開し女性の身体性について問うたシンディ・シャーマン。以上はすべてこれまで論じられてきたことであるし、そのうちのいくつかについては私のこれまでの論考の中でも紹介してきたことなので、ここでは詳しく触れまい。実際このテーマに関わる作家は無尽蔵におり、その名をリスト化しようとしても終わりはなく、美術史研究が進めばリストはますます長大になるだろう。
東京農大博物館の充実したコレクションのひとつが世界各国の鶏たち。そうか、こんなにたくさんの品種が飼われているんだね。この写真はミノルカ島の鶏。 Chickens from all over the world are gathered at the nice little museum of the Tokyo University of Agriculture. I'm sure you’ve never seen so many different breeds of chicken… The couple in the photo is the Minorca.
日本では、弁護士となれば誰でも「先生」と呼ばれ、弁護士専用のバッジまであったりして、弁護士というものは特別な存在であるという印象をもたせる環境がある。それに比べると、アメリカ合衆国の弁護士の扱いは概して雑である。それには様々な要因があるのだろうが、弁護士の人数の多さも少しは関係しているかもしれない。
たまにはご近所探訪。東京農業大学「食と農」の博物館併設のバイオリウムへ。温室に入ればそこは未知の国でした。 It’s nice to pay more attention to your neighborhood from time to time. This is my first visit to the Food and Agriculture Museum of the Tokyo University of Agriculture near Kyodo! Once inside its Biorium, hey, it’s a world apart from the outside.
「おもちゃのユートピア」を論じるこの記事の中編では、死を内蔵する遊技場というテーマに深く関連する議論として、遊戯と聖性、芸術との関係を論じたホイジンガの『ホモ・ルーデンス』とそれへのいくつかの応答を紹介する。とりわけ『ホモ・ルーデンス』を批判的に継承する議論から発展したアンドレ・シャステルやジョルジョ・アガンベンの著述は、聖なるものと戯れる芸術家の振る舞いを理解する上で重要な鍵となるだろう。
この方はいったい誰? すべての獣は潜在的には人間。アンカレッジ美術館前。 Who can this person be? All animals have their personhood. I met him in front of the Anchorage Museum. Artist: Rachelle Dowdy.
エミール・ペロー=ソウシン(Émile Perreau-Saussine)は、パリ社会科学高等研究院で博士号を取得した後、ケンブリッジ大学で政治思想史を講じた。彼の著書に『アラステア・マッキンタイア──知的伝記』がある。彼はさらにマッキンタイアをテーマとする雑誌の特集を企画したが、特集が刊行される前の2010年、37歳で逝去した。……
「うん、うちの前からすぐに飛べるんだ。」そんな自慢ができるなら! "Yeah, I can fly off directly from the lake in front of my house.” If only I could boast like that!