連載・読み物

虚構世界はなぜ必要か?SFアニメ「超」考察
第9回 日常としての異世界・中二病 『AURA  魔竜院光牙最後の闘い』と『中二病でも恋がしたい!』(1)

今回は、SFや科学、技術から少し離れて、フィクションのなかでフィクションが特殊な役割を演じている作品について考えたいと思います。アニメのなかで扱われる「中二病」についてです。中二病の物語は、フィクションの価値が低下する環境において、その貧しさのなかで必死に機能しようとするフィクションの姿を伝えているように思います。

虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察
第8回 相対性理論的な感情 『ほしのこえ』と『トップをねらえ!』

かつて、相対性理論は宇宙空間のような広大なスケールを考える時にのみ意味をもつと言われましたが、現在では地表の微妙な標高差を測るというスケールでも使用できそうなところまできています。それはつまり、我々が生きている現実のスケールで、相対性理論が効いているということです。それは、我々が生きているフィクションのなかでも効いてくるということだと考えられます。

ジャーナリズムの道徳的ジレンマ
〈CASE 07〉報道の定義、説明してくれませんか?

当たり前になってしまったことを、「定義」として改まって問われたら? 反射的によどみなく答えるのは、かなり高いハードルです。報道の定義だけでなく、定義を問う主体との関係からその先へと、さらに考えなければいけないことがたくさんありそうです。[編集部]

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