憲法学の散歩道
第14回 価値多元論の行方
政治思想史家のアイザィア・バーリンは、価値多元論者として知られる。価値多元論(value pluralism)は、価値一元論(value monism)と対置される。 価値一元論は、いくつかの主張によって構成される。第一に、あらゆる道徳問題には、唯一の正解がある。第二に、正解へ行き着く途は発見可能である。第三に、すべての正解は相互に両立可能であり、ジグソーパズルのように、全体として整合する。……
コヨーテ歩き撮り#118
これはなんだっけ。動物(昆虫)が加工したもの? 開けるのも悪いから開けなかったので知識の扉が開かなかった。空は永遠の青。 What the hell is this? Something fabricated by an animal, an insect? I thought it bad if I opened it and didn’t so the door to knowledge, too, remained closed. Only the blue of the sky is eternal.
あとがきたちよみ
『問答の言語哲学』
「序文 問いの重要性に向けて」を公開しました。
夢をかなえるための『アントレプレナーシップ』入門
⑧社会起業家
「社会起業家」という言葉を聞いたことがありますか。今回は、日本ではまだまだ少ない起業家のタイプである「社会起業家」を取り上げます。利益の追求を第一に考えるのではなく、社会に対する「正」のインパクトを追求する「社会起業家」について、みなさんもぜひ知ってください。[編集部]
あとがきたちよみ
『住宅市場の経済分析』
「はじめに」と「おわりに」を公開しました。
あとがきたちよみ
『「幸福な老い」と世代間関係』
「まえがき」を公開しました。
あとがきたちよみ
『平和学入門2』
「序 平和学入門2 で何を学ぶのか」を公開しました。
コヨーテ歩き撮り#117
フーコーのプレイヤッド版著作集は2015年11月5日発売。もりもり読み進むつもりだったけれど、ページを開かぬうちに5年経ってしまいました。そんな人生。 Foucault’s two-volume works published on 5 November 2015. I did mean to read them through, but before I knew it five years have passed without my opening their pages. Así es la vida.
あとがきたちよみ
『ヨーロッパの世俗と宗教』
「序論 本書の目的・特色・構成」を公開しました。
あとがきたちよみ
『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』
「はしがき」「序論 精神文化の水脈」「Ⅲ 鼎談 新しい精神文化を求めて(抜粋)」を公開しました。
あとがきたちよみ
『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか(上・下)』
「訳者解説」(冒頭)を公開しました。
憲法学の散歩道
第13回 消極的共有と私的所有の間
アリストテレスの『政治学』は、その第2巻で、プラトンが『国家篇』で展開した理想の国家像を批判している。アリストテレスによれば、プラトンが描いているのは、全市民が子どもも妻も資産もすべてを共有する体制である。 実際に、プラトンが『国家篇』第5巻で描いているのは、「守護者」と呼ばれる国家の支配者層に限っての話であり、しかも、それは普通、「共有」という概念から想定されるような体制ではない。支配者層のメンバーにとっては、どんな物も「自分の物」ではない。どの女性が「自分の妻」ということもなく、どの子どもが「自分の子ども」ということもない。すべてが共有されているというよりは、誰も何も所有していない状態である。……
