燃えよ本[第2回]「たまたま」のレトロスペクティブ ① 粘着ダーウィン、意味を破壊する
「あなたはすべての生物をつくった創造神について考えたことがありますか?」 ある日、山梨の山の中の小さな集落にある僕の家までわざわざ訪ねてきた、キリスト教系新興宗教の勧誘のお姉さんが玄関でこんなことを僕に問いかけた。 「それはいろんな生物学者が考えてきたことで、そんなものはいない!というのがここ150年くらいに蓄積された定説です。僕はそれを支持します。」 と間髪入れずに返事をしたらお姉さんは「あ、ヘンなのに当たっちゃったな」という顔で、冊子だけ置いて足早に立ち去ってしまった。
コヨーテ歩き撮り#128
おやおや、こんなところで尊きお方にお目にかかれるとは! お名前を存じ上げませぬが、この世に惑うわれわれへの寛大なお導きをありがとうございます。 Oh, hey, mister, I mean, sir! How lucky I am to meet you in such an unexpected place. Very sorry that I can't recall your name, but thank you all the same for your generous guidance in this harsh world for us lost souls.
燃えよ本[第1回]逃避としての読書、シェルターとしての書店
古今東西の、時代の先端を切り取り物議を醸してきた本とその周辺を掘り下げる連載『燃えよ本』。第一回のトピックスは「書店」。文化の尖兵が集うアンダーグラウンド基地としての書店を紹介します。
コヨーテ歩き撮り#127
大都市を歩いていて突然訪れるのは光の瞬間。反射光が地上を天国にしてくれる、かも。 Walking around in a big city in search for a moment of unexpected illumination. Reflected lights can make this earth otherworldly.
あとがきたちよみ
『学校選択制の政策評価』
「はしがき―教育における選択と競争の魅惑」を公開しました。
夢をかなえるための『アントレプレナーシップ』入門
⑪不思議の国の起業活動:「日本」
日本では海外の先進国に比べて起業活動の水準が低いと言われています。しかしこの指摘は本当のことでしょうか。また日本での起業活動は諸外国と比べてどこが違うのでしょうか。今回は日本の起業活動を「起業態度有り」と「起業態度無し」の観点から考察します。[編集部]
あとがきたちよみ
『啓蒙と教育』[教育思想双書〈第2期〉]
「はしがき」を公開しました。
『問答の言語哲学』をめぐって⑥
10月刊行の『問答の言語哲学』について、著者入江幸男先生のブログ「哲学の森」では本書の各章の解説、追加説明を連載されています。読者の方々へのガイドとして、弊社サイトにも記事転載させていただくことになりました。全6回シリーズでお届けいたします。読む前に、読んだ後に、ぜひお楽しみください。[編集部]
あとがきたちよみ
『EUの回復力』
「まえがき」を公開しました。
憲法学の散歩道
第18回 シュトラウスの見たハイデガー
レオ・シュトラウスは、クルト・リーツラーの思想に関する記念講演で、マルティン・ハイデガーについて次のように語っている。 [ハイデガーと]同じ程度にドイツの、いやヨーロッパの思想に影響を与えた哲学教授を見出そうとすれば、ヘーゲルまで遡る必要がある。それでもヘーゲルの同時代には、ヘーゲルと並ぶ、少なくとも明白な愚かしさに陥ることなく、彼と比較し得る哲学者がいた。……
コヨーテ歩き撮り#126
正統派サイミンぜんぶ載せ。リフエの葉村サイミンにて。 An authentic bowl of saimin with everything on. At Hamura Saimin in Lihue, Kauai.
燃えよ本[第0回]ご挨拶
本は燃えてきた。 書く者は、燃えたぎる想いを一冊の本に託し、読む者の心を燃え立たせ、その火は社会を煽り、民衆は立ち上がり権力者は怒り、本は焼き払われ、ときには書いた者、読んだ者すら焼き殺された。