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新着記事2024-04-16T22:14:11+09:00

憲法学の散歩道
第29回 憲法学は科学か

 明治時代の日本は、ドイツから2つの憲法原理を輸入した。君主制原理と国家法人理論である。君主制原理は、天皇主権原理とも呼ばれる。ごく単純化して言うと、上杉慎吉が唱導したのは君主制原理であり、美濃部達吉が唱導したのは国家法人理論である。  君主制原理は、国家権力はもともとすべて、君主(天皇)が掌握しているとする。しかし、国家権力を君主が実際に行使する際は、君主が自ら定めた憲法(欽定憲法)にもとづいて行使する。大日本帝国憲法のもっとも核心的な条文である第4条は、次のように定める。……

By |2022/6/14|連載・読み物, 憲法学の散歩道|

『ベルクソン 反時代的哲学』最終回

この連載を読んでくださっていた方が果たして何人いらっしゃったのか分かりませんが、もしいらしたとすれば、長きにわたり途中で中断してしまって誠に申し訳ありませんでした。連載の最終回を、と言われたのですが、もう何も出てきません。「あとがき」へのあとがきのようなものでご勘弁ください。

あとがきたちよみ
『ネット分断への処方箋』

「はじめに ネットの分断は解決できるか」「第1章 1-3 相手を倒すための議論」「第3章 3-4 ネットで表明される意見の偏り/3-5 強すぎる情報発信力/3-6 中庸な議論の撤退」「第4章 4-2 基本アイディア──受診と発信の分離」「第5章 5-2 本書の提案する炎上対策──フォーラムによる防御」を公開しました。

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