連載・読み物

コヨーテ歩き撮り#91

シアトルのダウンタウンに行くときみが待っている。きみはいつも働いている巨人。ハンマーをふりかざし、とかとんとん。ジョナサン・ボロフスキー作の動く彫刻は、労働者を讃える作品です。 Whenever I go downtown Seattle, you are there, working. Holding the hammer and hitting the air, you are the hardest-working gentle giant! This is Jonathan Borofsky's kinetic sculpture placed in front of the Seattle Art Museum. Let the workers be praised. Venceremos.

「名もなき家事」の、その先へ――“気づき・思案し・調整する”労働のジェンダー不均衡
vol.09 ジェンダー平等化の選択肢とケアにおける「信頼」/山根純佳

「名前のない家事」をめぐって始まった平山亮さんと山根純佳さんの往復書簡連載。SAを社会的に分有する可能性をめぐり、議論が展開しています。今回は山根さんから平山さんへの応答です。[編集部]

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈12皿め〉

あるフェスティバルでのことだ。演奏後楽器を片付けている私たちのところに高揚した面持ちで近づいてくる男性がいた。   「君たちと是非一緒に演奏したいです。わたしはクラリネットを吹きます。」

コヨーテ歩き撮り#90

春のミモザの黄色、南半球。生命の色は、と訊かれると黄色と答えたくなるのはなぜだろう。蜜蜂の意見を訊いてみたいです。 Maddening yellow of mimosa flowers in spring, the southern hemisphere. When asked the question: "What is the color of life?" What makes you want to answer "yellow"? I need an opinion from the honey bee.

めんどうな自由、お仕着せの幸福
第6回(最終回):サンスティーンという固有名を超える!《成原慧さんとの対話》

那須耕介さんがナッジやリバタリアン・パターナリズムをめぐって語り合う対話連載、ついに最終回です。トリをとっていただくのは、九州大学の成原慧さん。プライバシーやAI、ロボットといった、今をときめくテーマで各所に引っ張りだこの成原さんに、そもそものところからうかがい、やっぱり出てくるサンスティーンとレッシグの対比をしつつ、視点は「意識高い系」までジャンプ! どうぞお楽しみください。【編集部】

ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた――人生の欠片、音と食のレシピ〈11皿め〉

羽田空港。搭乗直前のゲートでテレビに映るサックス奏者を見た。彼は電車の中で演奏をしている。ご本人が電車という乗り物の愛好家ということで、コンサートホールではなく、念願叶って電車車両内での演奏とのことだ。微笑ましいではないか。

コヨーテ歩き撮り#86

イスタンブルの特徴、路上犬多し。アナトリア地方の牧羊犬が、こうして雑踏を行く野良になっています。大きくて、おとなしくて、美しい。なついてくるので連れて帰りたいと思うけれど、それはむり。この子がこれからどうやって生きてくのかと思うと、胸が潰れます。

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